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はじめに

cdm とは

cdm は、Codatum の機能をターミナルから操作するための CLI ツールです。 Codatum の Web サービスを補完し、ローカル環境やCI、AIエージェントから Codatum を扱えるようにすることを目的としています。

提供している機能は次の通りです。

  • ノートブック編集: ノートブックをマークダウンファイル(.cnb.md)として取得・編集・反映する
  • データ参照: ワークスペース内のコネクション一覧やテーブルカタログを検索する
  • カタログ整備: テーブル・カラムの説明やタグを .cann.yaml / .ctag.yaml として管理し、サーバのカタログと同期する
  • SQL 実行: コネクションに対して SQL を実行・検証する
  • ドキュメント取得: Codatum 自身のドキュメントを CLI から取得する(AIエージェントが参照する用途を想定)
  • 認証管理: PAT(パーソナルアクセストークン)を profile として管理し、複数ワークスペースを切り替える

各機能の詳細は cdm コマンドを参照してください。 本ページでは、主要なユースケースであるノートブックの編集を例に、セットアップから反映までの一連の流れを説明します。カタログを整備して分析を進めやすくする流れは、分析コンテキストの整備 を参照してください。

マークダウン版ノートブックについて

.cnb.md の拡張子を持つマークダウンファイルをノートブックファイルと呼びます。 Web版ノートブックと相互変換可能なフォーマットで、以下の特徴があります。

  • Git等でのバージョン管理が可能: テキスト形式なので diff やレビューが行いやすい
  • AIエージェントによる編集を想定: 仕様はドキュメント化されており、エージェントは cdm doc で必要な情報を取得しながら編集できる
  • CLI と Web の双方向同期: cdm notebook preview で、ローカル編集とブラウザ操作を同期できる

フォーマットの詳細は ノートブックファイルを参照してください。

事前準備

Codatum アカウントとワークスペース

cdm は Codatum の Web サービスと連携して動作するため、事前に以下を準備してください。

  1. Codatum にサインアップ
  2. ワークスペースを作成
  3. データウェアハウス(BigQuery / Snowflake / Databricks / Redshift)のコネクションを登録

必要な環境

  • ターミナル(macOS / Linux では curl、Windows では PowerShell 5.1 以降)
  • AIエージェント(Cursor / Claude Code / Codex / Gemini CLI など)

クイックスタート

ここでは、ノートブックを取得して編集・反映するまでの流れを説明します。結果を見ながら対話的に作り込みたい場合は、後述の プレビューでインタラクティブに編集する も利用できます。

1. インストール

インストーラは OS と CPU アーキテクチャを自動判定して最新版の cdm を配置し、PATH の設定も自動で行います(詳細は インストール を参照)。

macOS / Linux:

sh
curl -fsSL https://cli-dist.codatum.com/install.sh | sh

WARNING

macOS / Linux では、追記した PATH 設定はすぐには反映されません。新しいターミナルを開くか、インストーラが案内する source コマンドを実行してから cdm を利用してください。

Windows(PowerShell):

powershell
irm https://cli-dist.codatum.com/install.ps1 | iex

インストールが成功したか、バージョンを表示して確認します。

sh
cdm --version

すでに cdm をインストール済みの場合は、cdm update で最新化できます。

sh
cdm update

2. 認証(profile の登録)

cdm auth login を実行すると CLI がブラウザを開くので、承認画面でワークスペース・profile 名・有効期限・権限を指定して「承認」を押すと、PAT が発行されて CLI に取り込まれます。

sh
cdm auth login

発行済みの PAT を使う場合など、他の登録方法は cdm auth を参照してください。

3. AIエージェントのセットアップ(任意)

AIエージェントに編集を任せたい場合は、cdm skill install で、エージェントに cdm の使い方を伝える SKILL.md を配置します。詳しくは AIエージェントのセットアップ を参照してください(手動編集するだけの場合は不要です)。

sh
cdm skill install   # 対話でエージェントを選んで配置

4. ノートブックの作成

新しいノートブックを作る場合は、作成先のフォルダを cdm notebook folder listcdm notebook folder info で確認してから、 cdm notebook create で作成します。

sh
# 作成先の候補となるフォルダを確認
cdm notebook folder list

# 編集権限があるフォルダかを確認(ノートブックの新規作成には write 権限が必要)
cdm notebook folder info WORKSPACE

# ワークスペースのルートフォルダに作成する場合
cdm notebook create WORKSPACE

# 特定のフォルダに、ノートブック名と出力先を指定して作成する場合
cdm notebook create 67955fa3c1834fdc34705bf8 -n "My Notebook" -o notebooks/my-notebook.cnb.md

既存のノートブックを編集する場合

新しいノートブックを作成せずに、既存のノートブックを編集する場合は、cdm notebook clone でローカルに取得します。

sh
# URL から取得(カレントディレクトリに自動命名で保存)
cdm notebook clone https://app.codatum.com/workspace/xxx/notebook/yyy/zzz

# ファイル名まで明示
cdm notebook clone <notebookId|url> -o notebooks/my-notebook.cnb.md

サーバ側で変更があった場合は、編集前に cdm notebook pull でローカルのノートブックファイルを最新化できます。

5. ノートブックファイルの編集

取得したファイルをエディタで開き、直接編集します。

sh
cdm connection list   # コネクション一覧を取得

6. 検証とフォーマット

編集後、スキーマ・構文の検証と整形を行います。検証のみの場合は cdm notebook validate を、整形も行う場合は cdm notebook format を実行します。

sh
cdm notebook validate notebooks/my-notebook.cnb.md   # 検証のみ
cdm notebook format notebooks/my-notebook.cnb.md     # 自動修復 + 検証 + 整形

7. ノートブックの実行

ノートブック内のSQLを cdm notebook run で一括実行し、結果をファイルに反映します。 cdm notebook run は実行結果のキャッシュを利用できるため、SQLに変更があったものだけが実行されます。最新のデータで実行したい場合は --refresh オプションを指定します。

sh
cdm notebook build-sql notebooks/my-notebook.cnb.md  # 任意: 実行されるSQLを確認
cdm notebook run notebooks/my-notebook.cnb.md            # SQLの一括実行
cdm notebook run notebooks/my-notebook.cnb.md --refresh  # 最新のデータで実行

8. ノートブックの仕上げ確認

ノートブック内のページやチャートを cdm notebook render page / cdm notebook render chart で画像出力(スクリーンショット)して仕上がりを確認します。

sh
cdm notebook render page notebooks/my-notebook.cnb.md  # 全ページを PNG で出力
cdm notebook render chart notebooks/my-notebook.cnb.md --key pageId:6a17a2ba/chartId:6a18d401  # チャートを PNG で出力

9. サーバへの反映

問題がなければ、変更をサーバに反映します。事前に差分を確認したい場合は cdm notebook diff を実行します。

sh
cdm notebook diff notebooks/my-notebook.cnb.md    # 任意: 反映される差分を確認
cdm notebook push notebooks/my-notebook.cnb.md    # サーバへ書き戻し

プレビューでインタラクティブに編集する

cdm notebook preview を使ってブラウザのプレビューを開くことで、SQLの実行結果やチャートを見ながら編集することができます。

ブラウザによるプレビューは単なるビューアではなく、ローカルの .cnb.md ファイルとブラウザを双方向同期するライブセッションです。起動している間は、ファイルへの編集がブラウザに即座に反映され、ブラウザ上での操作もファイルへ書き戻されます。

sh
cdm notebook preview notebooks/my-notebook.cnb.md

プレビューの起動中は、ブラウザ側から次の操作が行えます。

そのため、プレビューを使う場合は、クイックスタートの 6 〜 9 はユーザがブラウザから直接操作することができます。

次のステップ

目的別に、次に読むべきドキュメントを示します。

CLI の全コマンドを理解する

ノートブックの構造を理解する

SQL とパラメータを書く

  • SQLブロック — SQLの定義、プレースホルダ、参照の仕組み
  • パラメータ — 動的なダッシュボードを作るためのパラメータ定義

チャートを定義する

ダッシュボードを作る

分析コンテキストを整える

AIエージェントに精度よく分析させるために、テーブル・カラムの意味や扱いをカタログ・ノートブックに整理します。

Codatum CLI AIエージェントのための分析環境